フィッシングメール
日本でよく携帯のショートメールに「配達物がとどけられないので、」
などのメッセージが送られてくることがある。
いわゆるフィッシングメールだ。
日本では引っかかったことはないのだが、
先日アメリカで見事に引っかかってしまった。
自分はそういったものには、引っかからないと
過信していたのもひとつの理由だろうが、
とても疲れていて判断力が衰えていたのだと思う。
いろいろなことが偶然重なったのだ。
そう言う時が危ないのは、言うまでもないのだが。
この記事にあるように、先月から大家との
一連のトラブルがあって、かなりメンタルが弱っていて
正常な判断力に欠けていたのだと思う。
ちょうど郵便を待っていたところに
息子がLAに来た際に、間違って私のバスカードを
日本に持って帰ってしまい、郵送でアメリカに送ってもらった。
しかし、ひと月以上も届かず、結局夏は99ドルもした
バスパスが使えなかった。
しかし、この時に日本から送ってもらう
という判断自体が間違いだった。ホテルのカードキーと一緒だ。
簡単にカードは再発行してもらえるのだ。しかもカードの再発行は2ドル。
日本から送ってもらうなどということは考えず、
すぐに他のオプションを探すべきだった。
秋学期になり、仕方ないので新しいバスカードを
数週間前にUCLAのサイトで購入し、郵送での受け取りを選択した。
しかし、その新しいカードもずっと届かなかったのだ。
アメリカの郵便配達のシステムは本当にあてにならない、、
と腹をたてていたところだった。しかしおそらく
UCLAが送ってこなかったのだろう。
日本もアメリカも詐欺の手口は同じ
「正確な住所がわからないために、倉庫で留置されたまま
配達ができません。再配達にはお金(30セント)がかかるために
クレジットカードの情報をいれるように。」
と携帯に、メッセージとリンクが送られてきた。
郵便物の番号などはないのだろうか、と不審には思ったものの、
大学に自分の新しい住所が登録していなかったのかも、
などと思いカード情報を愚かにも入力してしまったわけだ。
それでも、すぐには気づかず、たまたま日本の親友と
電話で話している時に、彼女の甥っ子が同様のフィッシング詐欺に
引っかかったという話を聞いて、
あ、まさしく自分もそれだ!とやっと気づいた次第だ。
日本もアメリカも詐欺の手口は同じなのに、情けない。
なぜ、日本では引っかからないのに、こちらで引っかかってしまったのだろう。
メッセージの送り主を確認すればすぐにわかっただろうに、
完全にどうかしていた。 😕
結局数日後に、自分が利用した覚えがない金額が
明細にあがってきていて、すぐに銀行に電話をして
カードをキャンセルし再発行の手続きをしてもらった。
デジタルカードを先に受け取ると
銀行からは、カード本体が届くまでにデジタルのカード番号が
発行されるので、しばらくはそれを使ってくれということだった。
話の通り、銀行のアプリ上から、新しいカードの番号が通知され
(実際届くカードと番号自体は同じだが有効期限などが異なる)
アップルウォレットに新しいカード番号を登録。
スーパーや大学のカフェで使用していた。
ところが、また身に覚えのない利用が
明細にあがってきた。私の場合は、カードがオンラインなどで使用されると
メールで通知してくれるようになっており。
非常に便利で、このお陰ですぐに気づけたのだ。
もうキャンセルしたカードが使用されたのだろう
と思い銀行に連絡。残念ながら新しいカード番号
(デジタルの)だったらしいのだ。
そうなると、iphoneやアップルウォレットが
ハッキングされた可能性がでてきた。ただでさえ、
頭が痛い今日この頃なのに、さらに頭がいたい。
そんなこんなで、新しいカードもキャンセルすることになり、
今現在カードがない状態だ。今度は念の為に新しいカードが
届くまでアップルウォレットにもカードを入れない方がいいだろう。
ということで、今週は手持ちの少ない現金で暮らしている。
誰でも詐欺にはあうのだと実感
また、最近はタッチレス決済できるカードは
遠くからでも決済される可能性があるので、
実際のカードは家に置いておいた方がいいと聞いた。
便利になっているのだか、不便になっているのだか、、。
とりあえず、手元に現金は必要だということを学んだし、
人はこういった些細なことがタイミングよく重なって
詐欺にあうんだな、、と勉強になった。
人の話だと、なんで引っかかっちゃうかな、、、。と思っていた私だが、
自分が詐欺に引っかかったおかげで(ありがたいことに
金銭的被害はなかったし)、詐欺にあった人に、
寄り添える謙虚さを手に入れられたわけだ。