新NISAにむけて(1)現在の特定口座から乗り換える?

ファイナンス

2024年から、今までのNISAの代わりに、新NISA制度が始まる。
そろそろ新NISAに向けて考え始めないとと思い、
いろいろ勉強し、わくわくしている。
お金のことを勉強するのは、大好きなのだ。

従来NISA

現在のNISAは、つみたてNISAで年間40万か、一般NISAで年間120万の
どちらかを選択しなければけなかった。額は一般NISAの方が多いが、
非課税保有期間は、一般が5年間、
一方つみたてNISAの方は20年間ということで長い。

私の場合は、2023年現在は、つみたてNISAで月々、定額33,333円を、
定番の投資信託、eMAXIS slim 米国株式やオルカン(eMAXIS slim
全世界株式)に投資している。

オルカンも米国株の比率が60%と高いので、かなり米国に偏った
ポートフォリオだが、今は米国はまだまだ経済強いし、
あと15年程度で生活費に充当するために売却し始めるだろうと思うと
それまでは、米国でいけるだろうと考えている。
ただ、将来先の長いうちの子供達は、少額投資ではあるが
オルカン中心のポートフォリオだ。先のことは読めない。

新NISAに向けて

さて、来年から始まる新NISAでは、つみたて投資枠(年間120万)と
成長投資枠(年間240万)の併用が可能になり、
そのため毎年投資できる額も合計で360万円、
生涯非課税限度額も1800万円(うち成長投資枠は1200万円)
と大幅に増額される。

ただ、NISA以外の課税枠で投資などを行っている場合、
その分は現行の20.315%という税率が引き上げられるという噂が流れている。
新NISAがかなりいい制度であるだけに、確かにその可能性は高い
気がする。そこで現在、課税口座で保有している株などは、売却して整理し、
その資金で新NISAで改めて投資をしていく必要がある。

まあ、新NISAをやろうと思っている人が、一年分の360万を自宅に現金で、
または銀行の普通預金でそのまま眠らせている(相当お金がある人は別として)
ということはあまりないだろうから、私のようにちらばっている
お金を集めて新NISAにまわそうとする人は多いだろう。

なお、従来NISAで積み上げている分は、
大した額にもなっていないのだが、少なくとも10年くらいは
そのまま寝かせておいて、相場のいい時に売却して
生活費の一部に使う予定だ。そのため、今NISAで積立ているのとは
別に資金を調達する必要がある。

2023年現在、相場はコロナショックから立ち直り、
米国をはじめとした日本以外の国々はあげてきた政策金利も
据え置きフェイズに入ってきている。米国も金利の引き上げが
あと一回あるかないか

来年には金利も引き下げられるという予測で、
株式市場はリスクオン、わりとイケイケムードだ。

日本の株式市場なんてバブル以来の高値だと
大騒ぎされている。今年や来年は、売るにはいい時期かもしれない。

同じ証券会社で株を売り買いする場合、米株を売って得たドルで
そのまま成長投資枠のETFなどを買うこともできるだろうが、
円建ての投資信託などは、ドルを円にしておく必要がある。

長期的な対局は円高方面なので(今安すぎるし)、
ドル高の時にドルを一旦円に変えておくのが正解だろう。
これからもう一度145円超えるかは微妙なところだが、
そのあたりで手持ちのドルを円に変えられれば万々歳だ。

当然、経済指標の良し悪しにもよるが、もう一度
米国の政策金利引き上げが年内にあるかもしれないので、
その前あたりが可能性が高いのではないかと、密かに期待している。

株の売り時、買い時は?

さて、株を売って資金を調達すると言っても、
何をいつどの程度売るかが問題だ。
積立枠はお給料からできる範囲で積み立てるとして、
問題は、成長枠にあてる資金だ。

来年度成長枠に投資する予定額の半分くらいは
今年中に用意したいところだ。
いつ売るべきかは、悩むところ。そりゃ、理想を言えば高い時に売り
安い時に買い戻したい。

毎日チャートを見て、きちんとラインを引いて
分析すればいいとは思うが、
専業トレーダーでもないし、それはやってられない。

そこで、年間を通していつが売り時、買い時かを調べてみた。
株は”Sell in May and go away” (5月に売って立ち去れ)
という昔からの言い回しがあり、
歴史的には11月から4月が伸びる時期で、
一方5月から10月はパフォーマンスが弱い時期とされているらしい。

当然、戦争や病気が流行したり、その通りにならないことも多いだろうが、
それでも、一応なんとなく目安があるのは、助かる。
365日株価を気にかけるより、2ヶ月ぐらい特に注意を払えば
良いとなると、その方がずっと楽である。

そのため、5月1日以降に売り、10月末か11月に買い戻す
というオプションは一応頭に置いておきたい。
YouTube の大和証券のアナリストの話でも
2月と10月が株は買い時と言っていたので、
10月は本当に買い時なのかもしれない。

また、為替はユーチェル社長の動画によると、
一年を通して、8月は円高傾向で、
9月10月はわりとドル高傾向らしい。

すると、8月に円をドルにかえて、10月に株を買うのが
一番良さそうな感じだが、さて、実際はどう為替と株価が
推移するのか、楽しみである。

なお、このYouTuberさんによると、基本株式相場は上がっていくので、
タイミングを見計らって売り買いするべきではないとのこと。
今は売らず、新NISAで買い付けるタイミングで売って、買い直すのが正解とのこと。
なるほど、一理ある。まあ、何事も勉強なので、
それも試してみたいと思う。

課税口座にある株を売って資金調達

さて何を売るかだが、願わくば、税改正されて、税金があがる前、
これから5年くらい(と願っている)のうちに、
課税口座にある個別株は全部売った方がいいのではないかと考えている

とは言え、利益がでている株もあれば、以前使っていた
証券会社の人に言われるがまま買い、高値掴みをして
大損している株もあるので、含み損を出している株と
含み益を出している株を同じ年度に売り、
プラスマイナスで税金を払わなくて済むように上手に売りたい。

さすがに、個別株の売り時は、
チャートを見て自分で考えるしかない。
しかし、先ほど紹介したこのYouTubeによると、税金の問題なので、
含み損益が少ないものから売ったほうがいいとのこと。

課税口座に残しておいた方がいい場合もある

ただ、含み益が非常に大きい場合は、
売った際に税金でとられる額も大きくなり過ぎて、
新NISAで買い戻したところで、もとが取れないということらしい。

また、入金力が高い人は新NISA枠を早くに使い切ってしまい
残りは課税口座で株を購入することになるので、
長い目で見ると注意が必要だ。
それに関しては、このYouTube動画が参考になった。

私の場合は、大損している株があるのでそれを
切り売りして、含み益があるものと相殺すれば、大して税金を払うことには
ならないと思う。結局良かったのやら、悪かったのやら。

その大損している株はPayPal なのだが、
目も当てられない状態で、全くあがる気配はない。
人任せにしていた自分がいけないのだと反省し、あきらめている。
まあ、言われるがままで得をした時もあるので、仕方ない。

というわけで、新NISA に向け、いろいろ考えている今日この頃だ。

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