幸せな人生とは
人間は、言葉を話すことからもわかるように、
他人と共存していきるべき生き物なのだと思う。
そして、有名なハーバードの研究でも知られているように、
幸せな人生は何かといえば、人に囲まれて年をとっていけることである。
人との相性
人は、人との交わりにおいて、よくも悪くも変わることができる。
なぜかあの人といると、自分の悪いところばかりが出てくる、とか、
反対に、自分がいい人でいられる、とか感じたことはないだろうか。
それが、相性というものだろう。
私は、年は私より一回りは若いと思うが、
大学院の同級生だった韓国人の友人が大好きだ。
韓国人には、日本人のことが嫌いな人がたくさんいて、
まあ当然のことなのだが、しかし彼女には本当にそういったところがない。
素直だし、正直だし、まっすぐだし、
私と日本人ではなくただの人としてつきあってくれる。
以前、彼女に、彼女のことが大好きだといったら、
私たちは、一緒にいるとお互いのいいところが
引き出されてる気がする、と言われたことがある。
私の方は、自分が彼女といて、いい自分が引き出されていると
特に感じたことはなく、いつもの自分なのだが、
彼女の方は、そう感じていたのかもしれない。
アメリカでの人間関係
アメリカにきて5ヶ月がたち、言葉の壁もあるなか、
日本にいた時とは異なる色々な国の人と関わった。
日本では、職場の同僚や学生、ママ友たち、
学生時代の友達、ヨガ仲間などと交流があったのだが、
こちらでは大学でも住んでいるところにおいても、
いわゆるインテリな人たちに囲まれている。
家ではハウスメイトのポリーとシャラスが資本主義や、
政治や、宗教に環境問題に関して毎晩のように議論を戦わしている。
同性愛者カップルの子育ての話では、私も意見があったので、
白熱してる彼らに割って入って意見を述べようとしたが、
二人のあまりの熱量におされ、割り込めず、
結局あきらめて自分の部屋に戻ってしまった。
結局のところ、彼らは色んな意味で相性がいいんだと思う。
知識量も、語学力もお互いひけをとらず、
いつも喧嘩しているのかと思うほどの大声でテンポよく意見を戦わせている。
ポリーは私のようなネイティブスピーカーじゃない人とのやりとりに、
慣れておらず、外国の人の話に対する忍耐力に少々欠ける気がして、
私のゆっくりした話し方にもどかしい思いをさせているのではないかと
気が引けるときがある。一方、インド人のシャラスは
結局はネーティブスピーカーなのだ。
ちなみに、自分でいうのもなんだが、日本人の割には、
私はかなり英語ができる。それでも、いまいちネーティブの
白熱した戦いに割り込んで主張する英語力はない。
日本での人間関係
その点、日本で同僚、友人、ママ友たちと話しているのは、
とても気が楽だ。予習なしで参加でき、私も饒舌になる。
話題も自分たちの経験談や、身近なトピックにほぼ限られてるし、
資本主義や政治について熱く語り合ったことはない。
日本では、ぬるま湯で暮らしていたわけだ。
気が合うママ友たち
ママ友たちというのは、息子の高校時代の部活仲間のお母さん方だ。
20人近くいたお母さんたちの中で結局仲良くいまでも
毎月あっているのは4人だけだ。私たちは、すごく相性がいい。
たまーに、話を聞いていて、へえ、そんなふうに思うんだ、
と思うこともあるが、基本すごく考え方があう。
みんなものすごくポジティブ思考で、相手のうれしいことを
一緒に喜んであげられる人たちだ。
苦手な人
私は、いつもネガティブな人や、いつも物事の悪いところしか
見ないで文句をいうような人とは付き合えない。
相性の問題以前に、そういう人は嫌いだ。
自分の時間をそのようなひとと過ごすためにさくことはない。
一度食事にいったとして、楽しくない、と思ったら
プライベートで2度とその人にあうことはない。
相手に嫌われようと構わない、なんせ自分も嫌いなのだから。
それでも、私にもその人のことを面白いと思う心の余裕はある。
また、上から目線で申し訳ないが、きっと人生楽しくないだろうに、
かわいそうだなと思ったりもする。
以前は苦手な人にも、それなりに社交的に接し、
いい顔をすべきだと思っていたが、友人に嫌いな人には、
冷たくして相手からも距離をとってもらった方がいいと言われた。
それを聞いて、その通りだと思った。
人間なんだから、好き嫌いはある。
嫌いならお互いに距離をとれば、最小限の接触ですみ
お互い嫌な思いはしないですむ。
実は、職場に私がすごく苦手な人がいる。
初めは、かなり辛抱強く対応していたのだが、
とうとう私も堪忍袋のおがきれて、
今は最低限のかかわりしかもたないようにしている。
自分でも思うが、私はかなりその人に対して冷たい。
苦手な人とのLINEはどうしてる?
職場のチームのLINEグループがある。
LINEで仕事のやり取りっていのもどうだかとは思うが、
気の合う人しかいなかった前までは、早くやりとりできて、
非常に便利だった。しかし、そこに一人面倒な人が加わると、
LINEで仕事のやりとりは最悪だ。
以前は、個人ラインにメッセージがよくきていたが、
かかわりをあからさまに最低限におさえてからは、個人LINEにはこなくなり、
その人とは、基本グループラインのみでのやりとりになった。
日本に帰ったらまたその人と関わるのかと思うと気が重い。
正直、LINEグループでそのひとから
メッセージがきてるのを見るだけで、ストレスがたまるのだ。
しかし、私は最近はなるべくグループの他の人が返信するのを待ってから
最後にスタンプで返信する策を考案した。
そうやってかかわりを最低限ですまし、
ストレスをためないように心がけている。
「今たてこんでるので、またあとで」や、
「私も賛成」などのスタンプは偉大だ!
アーティストのみなさん、今後
簡単に会話を終わらせられる、
もっと多くの種類のメッセージの可愛いスタンプが
できることを大いに期待してます。
可愛ければ、ちょっと私の冷たさもなごむかなと。。