ビザ取得に必要なDS-2019
UCLAからビザ取得のためのDS-2019を10月28日にFedexで受け取った。
受け取ったら、名前生年月日などの情報に間違いがないか確認し、
一番下の欄にサインと日付をいれる必要がある。
とりあえず、DS-2019が送られてきたら、第一関門通過だ。
DS-2019と一緒に、J-1 VISA Procedures and Pre-Arrival Instructionsという紙も
送られてきた。そこには、ビザの申請のための必要な手続きや、
アメリカに入国後のオリエンテーション、加入しないといけない保険、
ビザチェックインのことなど、詳しいことが書いてある。
出発までに日本ですること
DS-2019を受け取った後、日本を出発する前にやることだは以下の通り。
- 航空券の購入
- ビザの申請
- アメリカでの住まいを探す
- 健康保険に加入
- 円をドルに換金(持って行く分)
- 日本からアメリカに送金できるようにする準備
- 持ち物リストの作成
- 持って行くものの購入
- 病院で事情を説明、常備薬などを多めにもらう
- クレジットカード、銀行、証券会社、保険会社などの見直し(会社の数をしぼっておく)
- ポイントカードのポイントを使い切る
- 銀行、証券会社、保険などの書類のありかを家族に伝え
わかるようにしておく。 - 日本の家にあるいらないものの整理。
転勤と違って、サバティカルの場合は、期間も短いし、
日本の家を引き払うこともないので、準備はそれほど大変ではない。
1. 航空券の購入
航空券の購入をするまでは、サバティカルは現実味をおびない。
Trip.comでアメリカン航空の片道切符を9万円台で購入した。
もう少し詳しいことはこちらを参照。
2. ビザの申請
J-1ビザの申請に関しては、大学からDS-2019が届いた時に、
手続きの方法を記した紙が同封されていたのでそれを参考にした。
- SEVIS-I-901の料金を払う。
- DS-160/MRV(ビザ費用)を支払い、
- 米国領事館での面談をオンラインで予約する。
面談には、以下のものを持参すること。
- DS-2019
- 有効なパスポート
- I-901 SEVIS 料金支払いのレシート ($220.00)
- DS-160/MRV(ビザ費用)の支払いのレシート
- パスポートのサイズの写真
- 財務状況を示す書類(ファイナンシアルの書類)
- 日本との強い絆を示すもの
日本との強い絆を示す書類には、株や投資や不動産を持っているという証明、
日本での雇用が保障されていることを示す書類など、
今回のサバティカル終了後は日本に帰る意思があるのを示す書類とのこと。
私の場合は、大学に在職証明書を出してもらった。
また、財務状況を示す書類は、アメリカで暮らせるだけのお金があるのかを示すものだが、
UCLAに提出したものと同じものを提出した。
なお、家族がJ-2ビザの取得希望する場合は、名前、本人との関係、国籍、
住所を証明するものとそれぞれの分のDS-2019を持参すること。
結局私の場合は、12月27日にオンラインで行う部分の
ビザ取得のための書類を記入し提出した。また、以前J-1ビザを取得していたことがあるので、
領事館での面接はなく、ビザ申請には必要な書類をレターパックで郵送することですんだ。
ビザの受け取りに関しては、郵送で受け取る場合と、
自分で行ってピックアップする方法の2種類があったが、
郵送で受け取る場合は料金がかかる。
自分でピックアップする場合はオンラインでの予約が必要になる。
私の場合は1月17日に、1月25日にピックアップする予約をいれた。
事前にアップロードしておいたIDを持参することが必要で、
新宿区左門町のマンションの1室のようなところで、
呼び鈴を鳴らし予約した旨を伝えるとJ1ビザのスタンプが押された
自分のパスポートを係の人が持ってきて渡してくれるというものだった。
3. アメリカでの住居探し
住むところについては、友人に、びびなび ロサンゼルスルームシェア
をすすめられた。また、Facebook のUCLA off campus housingとか、
Craiglistとか、LAの日本の情報誌で日本人のホストファミリーを
探したりしたらどうかと、アドバイスをもらった。
Studio(間仕切りのない1つの空間に、ベッドとリビングルームがある間取り)
でも月$2000前後はするだろうという話で、
2023年3月現在、1ドル136円くらいで、
円安のために家賃は大きな出費で非常に頭がいたいところ。
私は日本の家賃なども支払っているので、なるべく節約したい。
結局は、UCLAの自分の学部に部屋を探していますという
メールをメーリングリストにのせてもらおうと思っていたが、
アドバイザーの先生に話したら、彼女の近所で格安で部屋を貸しているという人を
紹介してもらいそこに決めた。部屋については、こちらの記事を参照。
4.健康保険
健康保険も、結構大きい出費だ。
私の場合は、出発直前の3/17にUCLAの客員研究員用の保険に入った。
為替がもう少し円高になるのでは、と待っていたがなかなかそううまくはいかないものだ。
カードの明細をみると、ドルで支払ったものは、次の日のレートで計算されていた。
(当然手数料は上乗せされていると思うが)
50代という年齢から、20万から30万はかかるだろうと思っていたが、
為替がこれから円高に傾くと考え、分割払いにしたのでトータルの額はわからないが、
一番ベーシックなプランで月$133.00/月なので、その範囲で収まるのではないかと思う。
5. ドルで持って行く分を換金
私の場合は、FXをやっていたので、毎日為替とにらめっこしていた。
為替に影響のあるニュースも追いかけていたので、安くなったら変えようと思っていたが、
なかなかうまくはいかない。米国の利上げ局面も終盤になってきて、
これからは、ドル安に動くかと期待していたが、2月に一度128円台になったっきり、
もうそこまで下がることはなかった。欲をかかず、
そこで換金しておけばよかったのだが、後の祭りだ。
結局、新宿西口の金券ショップを一通り回って、
一番レートがよかったお店を探し、1ドル134.28円で換金。
家賃の2ヶ月分(最初と最後の月:私の場合は$800×2)を銀行口座を
開ける前に大家さんに現金で払うことを考えて、
とりあえず25万円分換金した。あとは、すべて、カードで
ことたりるだろう。なんせ、アメリカだから。
6. アメリカに送金する準備で大失敗
SMBC信託銀行プレスティア
私の場合は、準備金もお給料は大学からでて、日本円で支払われるので、
日本円をアメリカに送金する必要がある。送金する際は、当然手数料は抑えたい。
サバティカルに行った先生に伺ったところ、彼女はSMBC信託銀行プレスティアを
利用していたとのこと。月間平均総取引残高が1000万以上あれば、
プレスティアゴールドというステータスになり、さまざまな手数料がかからないようだ。
しかしながら、月平均1000万も口座に寝かせるなんてことは、私の選択肢にはない。
もし、そんな現金があるなら、当然投資に回したい。ということで、私の場合は、
口座にお金を預ける縛りがなく、手数料がなるべく少なくすむ送金方法を選びたかった。
SBIレミット
そこで、一応いろいろなウェブサイトを見て、SBIレミットが良さそうだと考え、
日本を発つ前に口座を開き準備しておいた。だが、これは、大失敗で、
アメリカにきてから、あわてることになった。
口座をひらいて、準備口座に日本円をいれたところまでは順調だった。
アメリカの銀行に口座を開設し、いざ、送金しようとしたら、
受け取り方法が、現金しかないというのだ。
え?銀行に送金できない!?アメリカなのにできない!?
年300万強ぐらいを目安に生活したいと考えていたので、
とりあえずは、100万ずつ為替をみながら、
3回送金する予定にしていた。現金での受け取りしかできないとなると、
とても面倒だ。SBIレミットでするのはあきらめた。
結局準備口座に入金していた100万を出金する際に51円の手数料がひかれて、
損をしただけだった。まあ、これも勉強代である。
生活費は日本のカードでなんとかなっても、来月の家賃の分は現金を
持ってきていない、送金しないとどうしようもない。
そこで、あわてて他の方法を模索した。
楽天銀行
私は、楽天銀行をメインバンクにしており、楽天銀行でも海外送金ができるのだが、
為替の手数料が高めだということで、SBIレミットに口座を開いたのだ。
だが、こうなったらとりあえずは、楽天銀行で送金しようと考えた。
だが、たとえ口座を持っていても、楽天から海外送金する場合は
マイナンバーカードの提出が必要で、
私の場合は、住民票を抜いた時に失効してしまったので、マイナンバーカードはなく、
アメリカへの楽天銀行経由での海外送金は無理と断念。
万が一の場合を考えて、楽天銀行を持っている人は、
前もってその手続きをしておくことをおすすめする。
どこからもマイナンバーカードがないと送金できないのではないかと、頭を抱えてしまった。
あらかじめ、いくつかの送金方法を日本にいる時に準備しておく必要性を感じだ。
行き先がアメリカということで、アメリカなら、銀行に送金できないわけはないだろうと、たかをくくっていてきちんと調べずに大失敗した。送金の仕方だけでなく、受け取り方、受け取れる額など事前に詳しく調べておくべきだったと反省。
wise
結局、wiseで送金することができて、本当に助かった。 😛
アメリカにいてもWiseアカウントが作れる。必要な書類は
-
- ソーシャルセキュリティーNo. (もしくはパスポート)
- 海外住所が確認できる書類
(公共料金の請求書、銀行やクレジットカードの取引明細書など、ただし、携帯電話は除く)
私は、人のお家に間借りしているのと、
来たばっかりなので公共料金の請求書はないので、
銀行を開けた時の書類に住所が書いてあったので、
それをアップロードした。
本人確認には、数日かかると書かれていたが、
すぐに本人確認が完了したというメールを受け取り、
その日のうちに送金することができ、すごく助かった。
今後もwiseを使用するつもりだ。
wiseアカウントを作りたい方は、紹介コードがこちら。
7. 持ち物リストの作成
持っていったものはこちらを参照。