LAのメトロレール(地下鉄)
車を持たずにLAで暮らすのは、なかなか厳しい。
とはいえ、バスとメトロレール(地下鉄)と徒歩を組み合わせれば
とりあえずの生活はやっていける。
地下鉄の乗り方は、このサイトが参考になる。
以前いた2010年時点では、西の方にはメトロレールが走っておらず、
工事中だったのだが、今はサンタモニカにも
Expo line(エキスポライン)のDowntown Santa Monica 駅がある。
先日、地下鉄でSanta Monica から
Mid Wilshireの家に帰って来るのには、
地下鉄からバスに途中で乗り換えなくてはいけなかったが、
さらに、ダウンタウンへのアクセスをよくするために
現在地下鉄の路線の工事が行われていたので、
数年後には、もっと便利になるだろう。
地下鉄は危ないというイメージが
あり、実際運転手が近くにいる
バスよりも、
危険度が増すのは、事実であるが、
どのラインかによっても、
様子は違うらしい。
私が乗ったサンタモニカ発のエキスポラインは、
まったく問題なかった。
LAのバスとTAPカード
今は、Mid Wilshireにあたる地域に住んでいるため、
UCLAまでバスで一時間以上かかる。
しかも、バスを乗り継がねばならない。
バスに乗っている時間もそうだが、
バス代もばかにならない。
メトロバスは$1.75。
UCLAを含めた西を走るBig Blue Busは$1.25.
Culver city busは$1.00
Tapカードというもの(日本のSuicaみたいなもの)があり、
チャージしておけば、バスに乗る時にタッチすれば料金を
払うことができる。
2ドル渡しても小銭のおつりは出してもらえないので、
Tap カードは便利だ。
Tapカードは、地下鉄の駅で購入できるが、
スーパーなどでも購入可能だ。
iphone の人は、ウォレット機能にTapを追加できて、それが便利。
Tapカードのチャージは、メトロの駅でも機械でチャージしたり、
アプリからもカードを登録すればできるが、
iphone のTapカードは
どこにいても簡単にチャージできるので、とても楽。
1日券は$3.5なので(2023年4月現在)、どこかへ往復するなら、
1日券を買っておけば、途中で寄り道をしてもいい。
ちなみに、1週間券は$12.50。30日券は$50.00である。
バスを乗り換える必要がある場合は、Tapで支払った場合
2時間以内であれば、追加料金なく何度でも
(当然同じ方向ならだが)乗り換えが可能だ。
なお、メトロからバスに乗り換える場合も追加料金はかからない。
メトロ駅でも1日券などをTapカードに追加できるが、
携帯のアプリからも1日券などを追加でき、iphoneの場合、
ウォレットのTapカードに自動的にそれが反映される。
アプリからパスを購入する方法は以下の通り。
バスのマスク状況
2023年4月現在、外ではほとんどの人がマスクはしていないが、
バスなどの公共機関は多くの人ばマスクを着用している。
メトロバスには運転席の裏にマスクがおいてあるので
(写真のような透明なティッシュボックスをひっくり返した感じ)、
そこから引っ張り出して自由に使用できる。
私はマスクを着用せずバスにのっているが、
先日隣に座った人が、マスクはしていたものの、
咳をしていたので、それ以降、バスに乗る時は
マスクを持参している。
LA交通機関:おすすめアプリ Transit
LA市内を公共機関を使用して移動する場合は
Transitというアプリがおすすめだ(無料版で十分)。
日本の乗り換え案内と同じで、
目的地までの経路と時間を教えてくれる。
ただ、このアプリのすごいところは、
最寄駅で検索する必要はなく、
目的地をいれれば徒歩の部分も含めて教えてくれる。
例えば、LAについた初日に、Trader Joe’sに食料品の買い出しにいったのだが、アプリにTrader Joe’s といれると、
いくつか店舗の候補を出してくれて、それから選べば、バス、徒歩を含め、
家からそこまでの全ての道順を教えてくれる。
あと、このアプリのすごいところは、
自分が待っているバス停に向かって来るバスをリアルタイムで
表示してくれるところだ。
今自分が乗ろうとしているバスが、
どのあたりを走っているかみることができ、
バスの時間がかなり正確に読める。
また、そのアプリを使えば、自分の降りるバス停を
見逃すことがない。
バス内で放送や、次のバス停が電子掲示板に
表示されるのだが、XXX followed by XXX といった具合に
2つのバス停がまとめて表示・放送されることがあるので、
最初のバス停で降りる人がいない場合は、
自分のバス停でおりるタイミングを図れないが、
このアプリがあれば、大丈夫だ。
また、このアプリはバス乗り場を
自分の現在地から正確に地図上で教えてくれるのもいい。
初めてのバス停だったり、バスを乗り換える場合などは、
日本だとバス乗り場がよくわからないことがある。
道の左右どちら側にバス停があるのか、
横断歩道を渡る必要があるのかなどが正確に分かり、
時間を無駄にすることがない。
UCLAの割引パス
UCLAの教職員、学生は割引料金で3ヶ月の
学期中乗り放題のTapパスが購入できる。
メトロバス乗り放題の料金は、
学生$45.00, 教職員$99.00であ、
おまけにBig Blue Busの乗り放題もついてくる。
Big Blue busだけのパス の料金は、
学生$45.00, 教職員$50.00だ。
ハウスメイトの大学院生は無料だと思っているようなので、
学生は学費に始めから含まれているのかもしれない。
今学期このパスが有効なのは3/27-6/18の期間なので、
3ヶ月よりは10日程度短い。
客員研究員はどうかというと、
残念ながら、基本UCLA割引TAPカードの対象ではない。
問い合わせたところ、学部のディレクターからの
レターがあれば特別に許可してもらえるということなので、
私は書いてもらったレターをメールで提出し、
購入することができた。
こういったことに関しては、私がいる学部はすごく協力的で、
頼めばなんでも、すぐに発行してくれるので助かる。
UCLAの乗り放題TAPカードの受け取りは、
郵送と、大学でピックアップの選択肢があるが、
後者を選んだ場合、料金をオンラインで支払うと、
すぐに大学のチケット売り場で受け取ることができる。
バスの運転手さん達の乗車拒否
バスにのっていて、日本と違うと思うのは、
バスの運転手が乗車拒否をすることがちょくちょくあることだ。
混んでいると、バス停の手前や先などで
乗客を下ろしてはくれるが、
バス停で待つ人はのせないというのはよくある。
また、先日は、バスを止めようとして
バス停に寄せた運転手が、乗客の顔を見て、
「あー、この人はのせなくない。」といった後、
その待っている人に大声で、「このあとにすぐにバスがきてるから」
(絶対、適当だろうと思われるが)
と大声で叫んで、そのまま発車してしまった。
その人以外にものりたい人がいたなら、かわいそうに、、。
もし、次の運転手もその人をのせたくないと思ったら?
いろいろ大変だ。
日本のバスの運転手はそういうことってしない気がするが、
ひいきめにみているだけだろうか。
アメリカでは、バスの運転手にも
きらわれないようにしないといけないな、と思った次第だ。