アドバイザーとの再会
博士論文のアドバイザーだったマリアと近所で行われている
エコフェアーに参加。マリアと最後にあったのは台湾だった。
一緒にマッサージにいったり、ナイトマーケットにいったり、
とても楽しいひと時を過ごした。その時以来なので、
おそらく10年位はたっていると思う。
私はまめに連絡をするタイプではないので、
メールなどもあまりしない。それでも、
不思議なもので、一瞬にして時というか空気感が戻る。
学生時代の友人と久しぶりにあっても、
一瞬にしてその時に戻るのと同じだ。
エコフェアー
エコフェアーは私道でこじんまり、手作り感満載でおこなわれていた。
私のハウスメイトのポリーも「エコな芝刈り機を業者が
買えるよう寄付をしよう」というブースを出していた。
また、服のリサイクルショップ(1着もってくると、1着選べる)や、
ベジバーガーや、ベジラップなどの食べ物の販売や、
Compost用のゴミ箱を配布していたりした。
また、有名人が環境にどれだけ貢献しているか、判定するゲームや、
リユースできるナプキンやコットンなども販売されていて、
小さいながらも、それなりに楽しめるフェアであった。
サンフランシスコ郊外に住んでいる、大学時代の日本人の友人は、
ベジタリアンだ。ここにいるとベジタリアン(ヴィーガン)に
ならないとやっていけないのがわかる。
10年前も今のように環境問題にみんな関心が高かったのかわからないが、
私のように、海外でも日本人の家族と暮らしていると、
基本的な生活習慣や、食生活などは、日本のままだ。
それが、今回初めて、アメリカ人の家にステイして、
アメリカ人と暮らしてみると、初めて知ること、
経験することがある。日本だと、エコバックを持ち歩く、
それも多くの場合、お店でのレジ袋代を節約するために、くらいな感じだ。
今の家にいると、肉を食べることに罪悪感を感じるし、
肩身が狭い。冷蔵庫に肉を入れていても何も言わないが、
実はポリーはいやなんだろうと思う。あと、プラスチックラップもだ。
プラスチックラップをガンガン使う私は、
これにも非常にも罪悪感を覚えはじめている。
ポリーやマリアが肉を食べないのは、やはり、
牛や豚たちの飼育状況の悲惨さや、
牛などが草などを食べ、自然環境を破壊してしまうのが理由のようだ。
ポリーは特に賢い動物を食べることに、抵抗があるようだ。
先日和食レストランにみんなでいったのだが。たこやきがあり、
タコが入っていると説明したら、タコは賢い生き物だから、
それは食べられないと注文しなかった。
先日も豚も非常に賢いから、もっと違う動物を
食べるべきだと主張していた。
ちなみに、その和食レストランで餃子をみんなで頼んだ。
ポークが入っていたのだが、まあ、宗教上の理由じゃないし、
教えてあげようかとも思ったが、めんどうだから、やめてしまった。
とてもおいしいといって、ポリーは食べていた。笑
一緒にレストランにいった若者は誰も気にしている様子はなかった。
インド人のハウスメイトのシャラスは意外に、ポークが大好きだ。
イスラム教じゃなくて良かったわね。と皮肉気味にポリーに言われていた。
一方、シャラスはエビが好きではないらしい。
日本で会った時に、インド人だから、肉はダメだろうと
思って、蕎麦屋に連れて行き、天ぷらうどん
(蕎麦を頼んだつもりで、なぜかうどんがきた)を頼んであげたのだが、
今になって分かったことだが、大間違いの選択だったわけだ。
食文化は、本当に難しい。
でも、地球がこういう状態になっている以上、
食文化は難しいという一言で、
済ましていいのか、、よくわからない。
日本では、何も考えずに肉を食べているし、
肉を食べる時に、その動物の飼育状況などを
考えることはない。考えないから食べられるのだが。
日本も、10年くらいしたら、変わってくるのだろうか?
マリアの元夫のルイ(彼も私の博論アドバイザー)は、
翌日マリアからフェアにいったら、
Diversity(人種の多様性)に欠けていたという報告を受けたという。
アジア人が一人(私)でヒスパニックもおらず、みんな白人だったと。
ポリーやマリアが住むあたりは、ほとんどが白人で、
少し韓国人がいる感じだ。コリアンタウンに近いので、
韓国人も近年すこしずつ増えてきたとのこと。
エコフェアはアジア人には敷居が高い気がする。
肉を食べない日本人が少ないように、
肉を食べない韓国人は少ないのではないだろうか。
Eat Less Meat(肉を食べる量を減らそう)と
いう看板をみたら、やはり、足が遠のいてしまう。。。