ロス暮らしの余波(2):ハーブ栽培

日常

植物を枯らしてしまう女

LAに今回行くまでの私は、植物が育てられない人だった。
母の日で鉢植えをもらっても、大して水やりもせず結局は枯らしてしまうのだ。
そのため、うちでは植物は何も育てていなかった。

一軒家ではあるが、庭がない。そのため植物を育てる場合は
日当たりが良くないベランダで育てることになる。
それもあって、植物を育てることには興味がなく、
園芸をやっている人の話を聞いても、「へーそうなんだ。。」
くらいにしか思っていなかった。

ハーブに目覚める

ところが、ロサンゼルスに行って植物を育てることに興味が出た。
やりたいと思うと、自分はいてもたってもいられなくなり
やらないと気が済まない性格なのだと自覚。

やりたいな、、とは口では言っても行動しない時の私は、
実は本心では大してしてやりたくないのだと改めて自覚した。
自分は、娘などに比べて好奇心がそれほどないタイプだと思ったが、
好奇心がないわけではないようだ。

LAのマリアの家やサンフランシスコの友人の家では、
庭に野菜やハーブが植えてある。お料理やサラダなどを作ると、
ちょっと採ってくるといって新鮮なトマトやバジル、ルッコラ、
レモンなどを庭からもってきて料理に加えることがよくあった。

それがおいしくて、とてもうらやましかった。
特にジェノベーゼパスタが大好物な私は
バジルが庭に大量にあるマリアがうらやましくて仕方がなかった。

そこで、うちのベランダで、ハーブを育てることにした。
帰国してすぐ、4月か5月に、はじめれば時期的には良かったのだろうが、
やはりしばらくは忙しく、そこまで心の余裕もなかった。

しかし、6月になりその余裕ができ、バジルと大葉、
そして夫のリクエストでイタリアンパセリを育て始めた。

近所の島忠で、横にスリットが入っている
プランターや土、肥料、苗を一色購入し栽培を始めた。
園芸をしている友人に聞いたところ、そういったものはネット
で購入しているということで、重いので今後は私もそうしたい。

最近は、YouTubeにさまざまな情報があがっている。
どうやって植えて育てればいいのか、すぐに勉強することが
できて新しいことが始めやすい時代である。

「しそ」の栽培に関してはこのYouTubeやこの動画が参考になった。
「バジル」はこちらこちら

自分で育て始めて知ったのだが、緑は本当に癒される。
植物を毎朝みるだけで、そして階段に娘が置いていった
フェイクの観葉植物が並べてあるのだが、それをみるだけでも、
毎日癒やされるのに気づいた。

園芸初心者の私は、大雨の夜はハーブたちが大丈夫か心配で
何度も起きてしまった。かなり、ハーブに入れ込んでいる
自分がいて驚いた。また、母の日にもらった花も植え替え一緒に大事に扱ったら、
一月以上たった今も、まだ花がたくさん咲いていて、
ハーブの緑もいいが、花もやはりいいとつくづく思う。

写真は、大雨の日に室内に避難させたハーブたち。
ちなみに、この日は花には外でがんばってもらっている 🙂 。

こちらの動画でスーパーで切って売っている料理用のバジルを
水につけておけば根が生えてきて、立派に栽培できることを知った。
早速スーパーに買いに行き、何日間か水につけるとかなり
根が伸びてきて先日無事にそれを土入りのプランターに入れ替えた。
上の写真の右から二つ目。元気に育っている。

剪定、摘芯、摘葉の仕方や、土を再生させるための方法などを
一通り動画で勉強した。園芸は奥が深いがとても楽しい。
おかげで、園芸が新しく趣味になった。

サバティカルのおかげで広がった世界

LAに一年間暮らして、いろいろ関心が広がり、
興味が持てるものや趣味が増えた。これから老年期に
突入していく私にとっては、一人でできる趣味があること
幸せに生きていくためにはとても大切なことだ。

サバティカルのおかげで、研究のみならず、
世界が確実に広がった。ありがたい。

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