留学や在外研究をするとなると、大きな問題は、どこに住むかだ。
以前の家探し
以前ボストン大学やUCLAに留学に来た時は、
まず1週間くらいはホテルの部屋をとり、
その間に宿さがしを行った。
来てから部屋を探せば、自分の目でみれるという利点はあるが、
銀行をあけたり、携帯を契約したりと、
新しい暮らしのセットアップと一緒に部屋探しもするので、
それはそれで大変だ。
今回の家探し
今回は、SNSの普及もあるし、
友人知人がアメリカやLAにおり、
また私もLAで暮らすのは初めてではない。
そのため、初めてLAに来た時の手探りの状況とは違う。
私が家を決めた流れは、以下の通り。
2022年11月10日
会社に勤めていた頃の同期のグループLINEで相談
- Studio(間仕切りのない1つの空間に、ベッドとリビングルームがある間取り)でも月$2000前後はするということで
ルームシェアをすすめられた。 - 2023年3月現在、1ドル135円くらいなので、
$2000は約27万。 - また以下のもので探したらどうかとアドバイスをもらった。
- びびなび ロサンゼルスルームシェア
- Facebook のUCLA off campus housing
- Craiglist
- LAの日本の情報誌で日本人のホストファミリーを検索
ルームシェアもサイトを見てみたが、
安くて$1200くらいで、つまり約16万2千円。
円安のため、家賃は大きな出費。
一年だと、これですでに200万近く。
非常に頭がいたい。
メーリングリストに家探しの旨をながす
2022年11月11日
UCLAの学部のメーリングリストに住まいを探してる旨をながしてもらうことにした。
もとアドバイザーの先生に部屋探しの内容をメールし、
流してもらう前に、これでいいかアドバイスをもらう。
すると、自分がUCLAで博士号を取得した旨、
また自分の業績がのっている
ウェブサイトのリンクをのせたほうがいいと言われる。
私の学者としての業績なんて、部屋を借りるのに、関係あるの?
やはり、先生方には業績=人の価値になるんだな。。。
コロナで大学の授業がオンラインになって忙しくなって、
国際学会も対面では行われなくなってから、
モチベーションがおちて、
実は全然研究がすすんでいない。
なので、業績の話をされると、とても気が重い。
しかし、LAにきて、UCLAの友人と話したら、
大家さんにしたら、家賃を払ってもらうのだから、
それは正しい判断だと言われ、納得。
まあ、確かに身元の保証は大事だ。
知人にステイ先を紹介してもらう
2022年11月19日
アドバイザーから、近所でハウスメイトを探している人が
いるので紹介するというメールをもらう。
その募集広告は以下の通り。
Private room & bathroom for rent in home on tree-lined street in Hancock Park. Use of kitchen, living room, front & back yards. Street parking in front of house. Easy access to bus & metro transportation. $800 / month.
夏に息子さんが帰宅する可能性があり、
その期間は部屋をあけておきたいとのことで、
その期間は、アドバイザーの家に滞在できるだろうと
彼女達の間で話がついたようだ。
破格の家賃なので、とりあえずその部屋を借りたいと返信。
3度のズームミーティング
2022年12月3日
大家のハウスメイトとzoomで、1時間程度、面談。
- 日本時間8:00am、LA時間の3:00pm。
- 大家さんは60代の女性で、とてもフレンドリーな明るい、おしゃべり好きな人だった。
そして、家に鳥を2羽飼っていること。
また、自分が旅行などでいない時には、もう一人のハウスメイト
(インド人のUCLAの大学院生の男性)と世話をしてもらいたいということ。
つまりは、ペットシッターということで、破格な家賃なのだ。
なお、3ヶ月たったら、
このままハウスメイトとしてやっていけるか、
一度確認することにしていて、
難しい場合は、1ヶ月の猶予で新しい滞在先を
見つけてもらうことになるとのこと。
2度目のズームミーティング
2022年12月10日
大家さんとの、2度目のZoomミーティング。
- 携帯を使って、家の中もみせてもらえた:
とても大きくて素敵な家だ。 - また、近所のスーパー、UCLAまでのバスでの
行き方などを地図で教えてもらう。
家はとても素敵なのだが、
正直、この家にステイするか、かなり迷った。
実は、鳥はそれほど得意ではない。
Zoomでみた鳥は、大きくみえて、オウムくらいの大きさに見えた。
カゴからしょっちゅう出して飼っているらしい。
私は、喘息の気があるし、猫アレルギーもあるので、
鳥は大丈夫なのか心配だ。(なお、出発前に鳥アレルギーがないか
検査をしてもらい、一応大丈夫だった)
また、UCLAからかなり遠く、バスを乗り継いで1時間ちょっと
かかるというのもネックだ。
以前いたウエストサイドのほうとは、かなり場所も違い、
Mid Wilshireのあたりは、全く知らない。
でも、大家さんはよさそうな人で、家賃は破格に安い。
偶然ハウスメイトになるインド人の学生が
ちょうどクリスマスあたりに日本に遊びに来るというので、
あってみる段取りをとりつけた。
彼にあって、話を聞いてから、決めることにした。
ハウスメイトに日本であう
2022年12月22日
インド人の大学院生と表参道であう。
- とても感じの良い青年で、あまり時間がなかったものの、
話がもりあがり、あっという間に時間がすぎた。 - 私が心配していた鳥も、大きさはオウムみたいには、
大きくはないとのことで、世話も大したことないというので、安心し、そこにステイすることにした。 - もし、どうしても鳥が難しければ、一旦はそこにステイした後、また改めて探すことにした。
3度目のズームミーティング
2023年3月10日
3度目のズームミーティング。
- また、家の中を見せてもらい、今回は、私がステイする部屋も見せてもらった。
- とても大きくて窓も多く、ダブルベッドがあり、バスルームも明るくて広い。テンションあがる!
私が到着した日には、彼女はNew Yorkの息子さんの家に
いっていていないという。もう一人のハウスメイトがいない場合には
どうやって家に入れば良いか、
キッチンのどこに何がおいてあるか、
予備のタオルの置き場などを携帯を使いいろいろ見せて教えてくれてた。
LAに行くことに実感が湧いてきたのと同時に、
あちらでの生活がイメージできて、
とても助かったことはいうまでもない。
大家さんは、とても親切で、世話好きなタイプだとわかった。
また、銀行を開ける前なので、初月の家賃は、現金でいいか、
家賃の額は本当に$800.00でいいのか、確認のメールを送った。
現金でOKだが、最初の月と最後の月の2ヶ月分、
$1600が必要だとの返事をもらう。
LAに到着し、ステイ先の家へ
2023年3月31日
飛行機の燃料補給で出発は遅れたものの、無事に到着。
タクシーでMid Wilshireの家に向かう。
インド人の大学院生が家にいてくれたおかげで、
LAで公共の交通機関を検索するアプリやら、近所のスーパーやら、
いろいろ教えてもらい、スーツケースを部屋に置き、
買い出しにでかけた。
のちに、大学院生の部屋は、
キッチン・ダイニング(鳥がいるところ)のすぐ横で、
私の部屋と比べてかなり狭いことを知る。
あの、$800.00というのは、
彼の部屋を募集した時のものだったのではないかと思う。
しかし、すでに$1600は払って、何も言われなかった。
でも、実は彼女の意図した家賃はもっと高かったのではないか、
実は家賃は違う言われるのではないかと、
内心まだどきどきしている。
4月22日現在
この家に滞在中。少しずつ、生活にも慣れてきたところ。
ハウスメイトたちがとても良い人たちなので、
とりあえずは、ここに滞在したいと思っている。
でも、キッチンに行く時は、鳥がうるさいので、
耳栓が手放せないのは、事実だ。。。