新たなハウスメイト問題(3):アランとの二人の生活

@ロサンゼルス

アランと二人っきりの生活

マリアが3月13日にヨーロッパに発ったため、
私がベニスビーチに移るまでの10日間程度
アランと二人でマリアの家で暮らすことになった。

2月後半から3月の13日までには、私はすでに食卓で
フランス語しか話さないアランに対して、
かなり不満と不信感が募っていた。

そのため、マリアがいなくなったあと、
果たして彼と二人で
暮らしていけるのか、とても疑問だった。

いろいろと気になり始める

気になり始めると、それまで気にしないようにしていた
小さなことがいろいろと気になる。

たとえば、彼がコーヒーを淹れた時に
3人のグループチャットがあるにもかかわらず、
私には声がかからない。

また、私が来た当初、食後のお茶も自分と
マリアの分しかいれず、私にいるか聞きもしない。
そのあと、食後のお茶は、結局私が3人分入れていたので、
その問題は無くなったのだが。

彼がテーブルセッティングする際、
なぜかかけたコップや茶碗が私に配られる。

 

 普通コーヒーを淹れるなら、みんなに声をかけるだろう。
それに、割れてない茶碗に変えるとか、
割れたのは自分のにするとか、、私はいつもそうしてきた。
茶碗の割れ方も、写真からわかるように、
気づかなかった、、ではすまないレベルなのだ。

自覚のないレーシスト

アランとの二人暮らしが始まってみても、
結局彼がどんな人なのかは、よくわからなかった。
おそらく何も考えてなくて、本人の自覚のないRacisit
(人種差別主義者)なのだと思う。

こう言う人に限って、racistなのかと言われたら、
憤慨するだろう。だが、彼が白人に同じ対応をするとは思えないので
やはり、racistなのだと思う。

当然二人なので彼もさすがに英語を話す。
私のことが嫌いなのか秘密主義者かで、
フランス語しか話さないのかと思ったが、
そうでもないようだった。

一緒に食事をとりたいの?

当然、二人きりになったら食事を
もう一緒にする必要はないのだろうと思って、
「お腹が空いているから先に残り物で済ませるね。」
とアランにことわって、勝手に一人で夕飯を食べはじめたら、
彼はすごく不可解な様子で、「え?まあ、いいよ。」と。

え?いやいや、その方がアランも気が楽なんじゃないの?

そして、私がさらっと、このあと電話ミーティングがあるから、
と言ったら「あー。だからか」と納得した様子。
いや、ミーティングないから、違うから。
一緒に食べたくなくて避けてるだけだから。。
というより、アランは私と一緒に食べたいの?

と、心でつぶやいた私だった。

じゃ、秘密主義なの?

それなら、自分のことは話したくない、
秘密主義なのかと思ったが、それも違うようだ。

食事中にお嬢さんから電話がかかってきて、元
奥さんの離婚を対応してくれた弁護士の話だったらしく、
電話にでたあと、席に戻ってくると
その問題を私に話し始めた。

私はマリアから聞いていて知っていた話だったが、
そういうプライベートの話も普通に私に話すんかい。
私は特に興味もないのだが。。

よく分からなかった

まあ、私は彼がよくわからないし、
好きではない。4ヶ月一緒に暮らし
フランス語に囲まれたが、全く何も習得できなかった。

はじめは挨拶はフランス語でしていたが、
それも全くやめてしまい、結局最後は全部英語で通した。

今度、割れたコップを渡されたら、これは嫌だから変えるわ!
と言って目の前で帰るつもりだったが、
結局その機会もなかった。

市場に行くと普通にイチゴを買ってきて、
これはレイにあげようと思って、、というし
別れ際も別れを惜しむような感じで普通に挨拶。
最後までどんな人なのか、よくわからなかった。

マリアからもルイからもとても多くの愛を感じるし、
二人は大好きだけど、彼らの親友のアランは
一見、良識的でフレンドリーで明るくいい人だが
結局は、得体が知れない人だった。

まあ、私がフランス語を話さないからかも知れないが、、
仲良くはなれなかった。おそらくアランには
2度と会うことはないだろうから、もうどうでもいいのだが。。

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