新しい家とハウスメイト
マリアの家に引っ越してきて、6日がたった。場所は、
以前滞在していたポリーの家から徒歩30分くらいのところだ。
なので、全く見知らぬ土地というわけではない。
引っ越しもヨガの先生をしているナツミさんが
車をだしてくれて、手伝ってくれたので助かった。
マリアの他に、もう一人彼女と同年代の地震研究を
専門としUCLAの教授であるフランス人のアランという
ハウスメイトがいる。
私とマリアは2階に部屋があり、彼は1階の部屋にいる。
いい関係も一瞬で壊れる
以前の大家、ポリーとは6ヶ月間、特に問題もなく
うまく暮らしていた。しかし、この記事にあるように、
ちょっとしたことでいい関係も一気に崩れるものなのだと、
改めて思い知った。
それは秘書をしていた時に先輩に言われたことでもある。
上司との関係は時間をかけて築き上げるものだが、
壊れるときは、一瞬でこわれるので気をつけるようにと。
ポリーとの一件で、私はすっかり臆病になっていた。
マリアとのいい関係が一緒に住むことで壊れてしまったらと、
ものすごく不安だった。そして、急にフランス語ができない
日本人が一緒に住むのは、アランの日常を大きく変える
気がして申し訳なかった。
そして、うまくやっていけるか心配だった。
人の家にお世話になること
今回アメリカにきたことで、いろいろな人の家に
住むことになり、他人と暮らすということは、
思っている以上に神経がすり減ることだと知った。
性格にもよるのだろうが、相手のやり方を見て
それに合わせようとし、相手が嫌がることは
なるべくしないようにと気を遣うので、ものすごく疲れる。
しかし、今のところとてもうまく行っているし、
このままやっていけるのじゃないかと思う。
驚いたことに、私もものすごく自然体でいられている。
やはり、マリアとの相性がいいのだろう。
食事の取り方
以前の家では、アメリカ人とインド人と暮らしていた。
キッチンであえば話をするし、その日の出来事を報告しあったり
したが、食事は基本、自分の必要なものを各自が購入し、
自分で作り、好きな時に各自で食べた。個人主義だ。
そのため、夕食を早めに食べる私は、
たっぷり夕食後の時間があった。
そのハウスメイトとの暮らしはこちらの記事を参照。
一方、マリアのところでは、生活がかなり違う。
マリアもアランもヨーロッパ人で、家族のように暮らす。
毎回、朝食から食事は一緒に準備し、時間をかけて
いろいろなことを話しながら一緒に食べる。
夕飯を食べ終わるのは、だいたい9時ごろで
そのあと各自、自分の部屋で過ごして寝る。
私とマリアは散歩したり、共同研究するので食事以外の時間も
一緒に過ごすが、アランと会うのは、食事の時だけだ。
自分一人の時間をお互い尊重するのが、いい。
暮らしやすい家
マリアの家は、とにかく居心地がいい。
ポリーはおうちを綺麗に保ってはいたが、すごく表面的で、
あまり実用的ではなかった。
マリアのところは、ベッドや椅子がとにかく、気持ちいい。
また、キッチンが広く、使いやすく冷蔵庫も大きい。
シャワーのお湯もすぐに出る。
ポリーとは大事にしているものが違うのだろう、
とても暮らしやすい家なのだ。
長くなりそうなので、続きはこちらの記事で。