新しいハウスメイト

@ロサンゼルス

ハウスメイトと暮らす

知らない人たちとハウスメイトとして暮らすのは、
なかなか大変なことだと、改めて思う今日この頃だ。

LAは、家賃が高すぎて一人でアパートを借りるのは、
日本で支給されたお給料で暮らす私には難しい。現在、1ドル150円近く。
そのため、残念だが、ハウスシェアしか選択肢はない
ルームシェアはさすがに、部屋にいる時間が多い私には、ちょっと無理だ。

深く考えずこの年で、ハウスシェアに飛び込んだものの、
とても興味深い経験だ。
50代になって、年代や文化が全く違うハウスメイトたちと
暮らせている自分、なかなか偉いと思ったりもする。

日本から先日遊びに来た友人のご主人も、
自分にはできないといっていた。そうだろう。
この年で家族以外の人と暮らすのは考えられないだろう。

フェルナンドくんが越してきた

シャラスが部屋をでてから、
新しいハウスメイトが越してきた。

ちなみに、今朝シャラスが自分の荷物の一部を取りにやってきた。
シャラスが家賃を滞納したせいで、こっちは大家のポリーともめ(この記事
かなり大変な思いをした(まだしてる)が、当の本人は相変わらず陽気で
幸せいっぱいという感じで、いい気なもんだなあ、。
と思わずにはいられない。でも、いまいち憎めないのが、彼の人徳だ。

さて、フェルナンドというUCLAで心理学を選考している21歳の
大学4年生だ。インターンシップやら、アルバイトや授業で、
わりと朝早くから、遅くまで出掛けていて
家にはあまりいない。そのため、関わり合うチャンスも
少なく、どういう人だかよくわからない

彼は卒業後は教育に携わるつもりらしく、大学院に進みたいと
考えて準備中らしい。そのため、悪い人ではないのだろう

また、母親の再婚相手とうまくいかず、実家とは
疎遠になっているようで、クリスマスも帰る予定はないらしい。
学費はローンなのか、親に払ってもらっているのかは、謎である。

以前いた寮の部屋は、二人部屋で月、200ドルだったらしい、
それはまた安くてびっくりだ。アルバイトをたくさんしている
ということは金銭的には、余裕があまりないのだろう。
そう思うと、またシャラスのように家賃を払えないという
問題が起きない保障はない。

家賃滞納は、大家の問題ではあるが、
この記事のように、私にも火の粉が降りかかってくるので、
ちゃんと払ってもらいたい。

彼のことは、レイの責任

以前もめた時にポリーから、この記事にあるように、
「いない間のフェルナンドのことはレイの責任だ」と言われた。
彼の上司でもないし、彼女のスパイでもないのに、
なぜそんなことを言われないといけないのか、正直
負担に感じている。しかし、責任感の強い私は、
言われた以上やはり彼の行動が気になってしまうのだ。

フェルナンドは、聞いたことには答えるが、
それほどフレンドリーというわけではない
ポリーがいなくなってからは、わりとぶっきらぼうで、
気分屋なのかなという印象をもった。

私はそれこそ気分屋は嫌いである。自分が何か悪かったのかな、
と人に思わせ、周りの人を振り回すからだ。

当然、そんな人に振り回されるつもりはなく、
私も必要なこと以外は話しかけないことにしている。
そういった点では、シャラスの方がフレンドリーで
付き合いやすかった。お金の面ではルーズだとしても、
人柄という点では良かった。今朝会って、改めてそう思う。

共有のキッチン周り

ポリーがいる間は特に料理はしなかった彼だが、
ポリーがいなくなってから、食料品用のクーポンが
(生活保護の1種だと思う)手にはいったようで、
時々挽肉を焼きハンバーガーを作る

問題は、挽肉の脂が飛び散り、それで、台所がかなり
汚くなることだ。床もべたべたしているし、
肉の脂やそれをつつんでいたラップなどにアリが大量に群がる

鳥の世話もかなりいい加減だ。
水や餌はかえているようだが、フルーツはあまり
補充していないし、鳥籠の底に引く新聞紙も変えていない。
仕方ないので、私がたまにやっている。
彼はありがちな、気がつかないし、詰めが甘いタイプだ。

ストレスを溜めずにハウスメイトとやっていくには

さて、ポリーが帰ってくるまで、
いかにストレスをためないで彼と暮らしていくかだ。
私が帰国するまでの間に、ポリーが旅行に行くのは、
最後になるというので、とりあえず今回乗り切ればいい。

なんといっても、鳥たちに元気でいてもらうことが第一だ。
何かあったら、私に責任を問うといわれているので。

私が、お掃除担当のサンドラがくる火曜日と
ポリーが帰ってくる土曜日の午前中にでも、多少私が片付けて
おくしかないと考えていた。私に言ったように、サンドラにも、
なんでも報告しろといっている可能性はあり、
彼がやったことを私がやったと誤解されて報告されても困る。

これは私の性格なのだが、友達などに何かやってというのは、
苦手だし、お願い事をするのも、かなり苦手だ。

しかし、周りの友人たちはみんな抵抗なく、さらっと思っていることが
言えている溜め込むよりサラッと言ってしまう方がいいのは
よくわかるのだが、なかなか私には、ハードルが高かったりする。

そのため、フェルナンドに家のことをいろいろ教えて
これをやってほしい、というのは私には結構ストレスなのだ。
かといって、自分でやるのもストレスだ。

結局は肉の脂のことも、キッチン周りのこと、
昨晩彼をキッチンに呼んで説明し自分で片付けるように頼んだ。
すると、丁寧に片付けてくれて助かった。
そして、私も言ったことで、ちょっとスッキリした。

ポリーが帰ってきたら、それはまた違う意味で面倒なのだが、
とりあえず、フェルナンドの世話は彼女にまかせられるので
安心だ。私が親のように小言を言う必要はなくなる。

それでも、一緒に暮らすことになったのも何かの縁。
その縁を大事に、サバティカルのいい思い出にしたいものだ。

タイトルとURLをコピーしました