二日目とセミナー発表
ほとんど眠れず朝になり、発表準備のためマリアの家に向かう。
さすが、長い付き合いだ、マリアは私がわかっている。
顔を見るなり、眠れなかったでしょう。と言われ、うん。。と私。
でも、そんなことはさておき、レジメを作るしかない。
それでも寝てないせいで、全く頭が働かない、
しかしマリアのサポートでなんとかレジメのアウトラインを完成し、
家に帰り、その日はとりあえず寝て、早く起き、また作業。
結局、ポリーとはHiと部屋越しに挨拶する以外、何も話さなかったし、
顔も見なかった。彼女が昨日のことを謝りにくることもなかった。
翌日午後1時の発表にもかかわらず、
レジメが完成したのは、結局午前11時40分だった。
そんな状態でも、発表自体は大成功でマリアは大いに喜んでくれ、
お祝いにとアイスを食べに連れていってくれた。
セミナー主催者からもまた発表して欲しいとメールをいただいた。
自分のプレゼンスキル、まだ衰えてない、と一安心したのだった。
3日目、ポリーとのやりとり
その後、遅めのお昼を庭で食べていると、ポリーがやってきた。
ここは、まず私が謝って大人の対応をすれば、
ポリーも謝るんじゃないかと思い、
「この間は、プレゼンの準備が忙しくてお父様の写真を見にいくの
忘れてしまって、ごめんなさい」と謝っておいた。
それに関しては、「あ、そうよね。大丈夫よ。」との返事。
そりゃ、そうだろう、こちらは、とても忙しかったんだ。
ところが、彼女は謝るどころか、また同じことを言い始める。
彼女にシャラスが車を使っていることを言うべきだったと。
その日は、さすがに、私も黙っていなかった。
彼女は、「あなたにも、子供たちがきた時に、私の承諾をえれば車をつかってもいいって
言ったわよね。」と言う。そうなのだ。彼女も覚えているように、
彼女は確かにうちの子たちも使ってもいいといったのだ。
そして、私にとって大事なのは、彼女が決して
自分の車を使われたくないと思っているわけではないということだ。
私にそう言ったように、同じことをシャラスにもいったと思って当然だろう。
それに、私はポリーの車の鍵のありかを知らないので、
シャラスが彼女の車の鍵を持っていた時点で
私はポリーが使用を許可して鍵を渡したと思ったと言った。
すると、彼女は、「何度も同じことをレイが繰り返し言ったからといって、
それが正しいことになるわけではない。」と言ってきた。
庭師がきた時など、ドライブウェイで車を動かす必要がある時のために、
彼に鍵を預けたのかもしれないし、
他の理由で鍵のありかを彼に教えたとは考えなかったの?
レイは推測から間違った結論に飛躍したのだから、
‘Reached the wrong conclusion’
間違った推測をしてごめんなさいと謝るべきだった、といってきたのだ。
まじ?私が謝るべき?勘弁して欲しい。
レイが、私のことを気にかけてくれていないと思ったし、
裏切られた気がした。私は、ポリー、本当にそう思う?心の底から?
そう言って、私が彼女のためにしてきたさまざまことを並べ上げたのだ。
彼女の体を思い、エクササイズ・ストレッチを一緒にしようと
YouTube動画を送ったし、野菜ジュースを多めに作った日には、
シャラスでなく、彼女にあげた。シャラスが病気になった時は、
ポリーが若くないので、コロナ検査をするよう再三言ったことなど。
あなとのことを、ハウスメイトとして大事に思っているし、いつも
あなたがしてくれることに心から感謝していると。
そしたら、彼女も一応納得はしたようだった。
しかし、「もしあなたが、私のことを気にかけてくれているなら、
鳥が死んだら私は悲しむのだから、あなたはシャラスが
きちんと鳥の世話をしたのか見るべきだった」と言う。
おいおい、君、地球は君を中心に回っているのか?
そんなに、私の愛がほしいのか?
次に、「レイは車を運転しないし、車の大事さがわかっていないと思う。
それに、あなたは外国人だし、あなたの物事の価値判断基準が
私には信用できない。」といってきた。
もし、シャラスが私の部屋にはいって、ものをあさり、
お金をとろうとしてたらどうする?それも私には報告しない?
と次は聞いてくる。それは当然報告するというと、彼女は、
車もお金も同じように彼女の所有物だから同じように報告すべきだと主張。
まじで、くだらない。
彼女は彼に車を決して使ったらいけないといっていたのではなく、
許可をとって使わなければいけないといっていたわけだ。
それを、シャラスが、許可なく使ったのだ。
許可があるかないかの違いで、使うことを禁じたわけではない。
と自分の考えはちゃんと述べた。
それと、部屋のものをあさってお金を盗むのは、
私には次元が違うことだ。
ちなみに、私はマリアの家に電源を忘れたので借りようとしたこと、
今まで一度もポリーからモノを借りて返さなかったことはないのに、
あのようなことを言われて驚いたことなどもきちんと伝えた。
この話し合いで、自分の言うべきことはきちんと言ったと思う。
彼女に口を挟ませる余地を与えず、とりあえず聞いて(hear me out)といったのだ。
ポリーは、自分の気持ちを考えて、といつも言うが、
私の立場でものを考えたことはあるのか。
シャラスもあなたも私には等しく大事なハウスメイトだ。
裏で彼の間違いを探し出して、コソコソ言いつけるようなことはしない。
ハウスメイトだもの私が二人と良好な関係を築きたいと思うのは当然でしょう。
すると、「どうしてシャラスのことなんて気にするの、もういないんだし。」
(その発言自体わけわからない、私は、今だけのことを言っているわけではない)
自分のことは、シャラスより優先順位が高くて当然だ、と彼女はいうのだ。
あなたはジャックと私を比べるけど、ジャックはここに住んでないでしょう?
(でも、ジャックはシャラスのことが好きだったし、、
とか訳のわからないことをまた言われる)
とにかく、遮らずに聞いて、といって自分の判断の根拠をきちんと話した。
シャラスの家賃のことでこんなふうに
私たちが争うのは間違っている、シャラスの家賃問題は、
ポリーはここまで引きずらず、さっさと解決すべきだった。
いますぐ彼との家賃滞納問題を解決すべきだとも告げた。
彼女は、でも、彼に成長するチャンスをあげようと思った、、云々言う。
それは甘い、人は変わらないから。それにポリーが彼を
成長させてあげる必要はない。と私。
彼女から、彼のことで八つ当たりして悪かったという言葉も、
どんな謝罪も一切なかった。それどころか、私が謝れと言われたのだ。
彼女は、冷静さを失ってこの間の夜、ああいうことを言ったのではなく、
今日冷静に話してもこうなのだから、心のそこからそう思っている訳だ。
私はこの話し合いが終わった時点で、これは無理だな、
彼女には私の言わんとしていることはわからないなと思った。
この日も眠れなかった。その後の私の決断とその根拠はこちらの記事で。