伝えるべきことは全部言った
ハウスメイトと問題が起きて3日目の話し合いの時、
一応冷静に、自分が言うべきことは全て伝えたと思う。
(その記事はこちら)
なぜシャラスが彼女の許可を得て車を運転していると思ったかの経緯も伝えたし、
彼女を気遣っていないわけではないこと。日本語で言えば、ハウスメイトとしての
それなりの情があるし、大事にも思っている、ということを
具体例とともにきちんと伝えた。
シャラスに車に乗っていいのかと聞くべきだった、とか
彼女に報告すべきだったと繰り返しポリーが言うので、それは、
彼が間違ったことをしていると思って初めてすることで、
一度も疑惑を感じたことがないのだから、聞くはずもない
と報告しなかった理由を説明もした。
私一人で鳥の責任は負えない
ただ、鳥の世話に関しては、何も言わなかった。
ポリーは、鳥が死んだら私は悲しむのだから、
私のことを思うなら、他の人の担当だろうと、
レイが全ての責任を持って監督すべきだという。
それは、私に責任を負わせすぎだと思う。
明らかに彼女の論理が間違っていると思ったが、
どう説明すればわかってもらえるのか、よく分からなかった。
そのあと、私がマリアに愚痴で言ったのは、鳥がポリーがいないときに死んでも、
それは私たちのせいではなく、彼女は自分のせいだと考えるべきなのだと。
赤の他人に、鳥を預けて旅行に行くんだから、リスクは常にある。
そんなに大事なら、旅行に行くべきではないのだ。
マリアには、また、それを彼女に言いなさいと言われたが、
そんな正論を言ったら、身も蓋も無い気がする。
鳥が死んだら、彼女は悲しくて誰かを責めずにはいられないだろう。
それを自分のせいだと言われるのは、相当応えるだろう。
いや、自分のせいではないと思うのだろうか?
何が正解か分からないが、とりあえず、私は言わなかった。
今思えば、私は中間管理職の給料はもらってない、、といえば良かったかも。
彼女から八つ当たりして悪かったという謝罪の言葉はなかったし、
それどころか、私が謝れと言われたわけだ。
彼女との議論を思い返してみると、彼女が自分の気持ちを考えてほしい、
という一方的な要求ばかりで、私の気持ちや立場を
配慮してくれる様子はなかった。
彼女は私を友達というが、5ヶ月半一緒に住んだだけのハウスメイトは
友達なのだろうか?時間ではなく、すぐ友達になるケースももちろんあるが、
一緒に住まなくなっても連絡を取り合うような間柄には思えない。
彼女に、友達ならあなたもジャックがしてくれたように、
報告すべきだと言われた時に、これはおかしいと思った。
ジャックはシャラスと住んでないし、彼女との関係も私とは全然違う。
ジャックと同じ友情や愛情を私から求めるのは、過度な要求というものだ。
友達、友達っていうから、私もちょっといじわる心で、
「ちなみに、明日は私の誕生日だから、一応伝えておくね、友達だし」
といってみた。誕生日ときいて、ジャックと私は
実は違うということを自覚して欲しかったのだ。
これはもう無理だ、彼女とは暮らしていけない、
新しいステイ先を探すしかないというのが、私の結論だ。
彼女は、安い家賃で広い家に住まわせてあげて、私たちに’do a favor’
得をさせてあげてると訳したらいいだろうか、と思っている。
一方、私は彼女の要求がエスカレートしていて、自分が召使になった気分で、
彼女にいいように利用されてる気がしている。
全く互いに逆のことを思っているのだ。
どちらが、正しくてどちらが間違っているということではない。
二人が逆のことを思ってしまっている以上、もうやっていけないのだ。
残念ながら、歩み寄れる気がしない。
私は本来怠け者で、気も利かず、面倒くさがりだ。
それでも、人の気持ちに敏感で、人の期待にとても応えたいと思うので、
このハウスメイトとの共同生活でも、最大限にがんばっているのだ。
こうして欲しいと言われればベストを尽くして、
言われたことをやろうとする。しかし、正直、限界だ。
彼女は家がとても大事で、ちょっとでも傷つくのを嫌がる。
最近は、窓が風で揺れると窓枠の木の部分が傷つくからあまり開けるなとまでいう。
北向きの彼女の部屋にありエアコンがあり、私が温度調節できない
時があるのを考えると、それは無理というものだ。
増えてくる家事分担にしても、結局は私がすべてやらないと
満足しないのではないかという気がしてきているし、
もう一人のハウスメイトを監視し報告しろというのも、
全面的に彼女の味方になれという要求も、
たかがハウスメイトの私にあまりの忠誠心と愛情を求めすぎていると思う。
このあと、彼女に新しい滞在先を探すことにしたことを
伝えるのだが、それはこちらの記事に。