この記事にあるように、大家のポリーと大喧嘩のあと、
出ていくように言われたことに、かなりこたえた私だった。
‘we can give another try’ と、もう一度やり直してみてもいい
と彼女は、言ってきたものの、今までの時間が私には、やり直しの期間で、
すでにそれも失敗に終わっていた。
持つべきものは友
月曜の朝の大喧嘩のあと、何も手につかず、
大家との問題を知っている友人たち何人かに連絡をとってみた。
私は、辛いことは人に話して発散するタイプだ。
それにこれがカルチャーの違いによるものなのか、
ポリーの性格によるものなのか、こうなる以外に私が取る道はなかったのか、
人の意見も聞いて頭を整理したかった。
この1週間は、本当に友人のありがたさが身に沁みた1週間だった。
今回のことをこの1週間で6人の人に話した。そのうち、
2人はオンラインだったが、顔を見て話せるのはありがたい。
まずは、10年以上知っているUCLAの理系ラボで働くママ友。
月曜の夜、急なお誘いにもかかわらずあってくれて、
親身に話を聞いてくれて夕飯までご馳走してくれた。
そして、彼女は金土の一泊でのDesert Hot Springs旅行に
誘ってくれて、一緒に行った。
次にこちらにきて友人になった日本の大学の後輩。
2日間彼女のゲストハウスに泊めてもらい、
夜遅くまでお酒を飲みながら女子会をした。
2日目は、彼女を紹介してくれたもう一人のママ友も
オンラインでサンディエゴから飲み会に参加。
ここまでの3人は日本人で、あとは外国の人たち3人。
この記事で紹介したイラン人のエラ。
日本でとても仲良くしているスコットランド人の同僚スミス。
そして、イギリスからやっと帰ってきたマリア。
海外にもかかわらず、自分の窮地に話を聞いてくれるひとが
たくさんいてとにかく感謝。日本で、すぐに
こんなにたくさんあえる友人がいるのか、
かえって疑問だったりする。
みんなと話している間によくわかったのは、
これはカルチャーの問題ではない。アメリカ人とは
はなしてないので、なんとも言えないが、少なくとも
ヨーロッパの人たちは、みな一様にポリーがおかしいと言う。
シャラスが車を借りる許可をもらっていたと私が思ったのは、
当然のことで、私がシャラスの行動をみはり報告する義務はない。
彼女はハウスメイトが友人・家族と違うことを理解していないし、
そんな人とは暮らせないということだ。
一方ちょっと温度差があると思ったのは、
鳥が死んだら私に責任を問うといった彼女の発言に関してだ。
私はその一言で、ポリーとは住めないと思ったし、
泊めてくれた日本人の恭子さんも同じ反応だった。
さらに、恭子さんは「私なら、あなたが世話をしてくれてる時に、
鳥が急に死んで嫌な思いをさせて悪かったと思う」という。
その言葉にちょっと感動した。私もすぐそうは
思わなかったものの、その気持ちはよくわかる。
一方、エラなどは「でも、鳥は死ななかったわけでしょ?」と言っていた、
確かにそうだ。ルイもそうなのだが、すごく現実的で効率的な考え方をする。
死にもしなかったのに、それで私に文句を言うのはおかしいというのだ。
確かにそうだ。だが、私としては、死ぬ死なないにかかわらず、
生き物の生死を自分の責任だと言われるのは重すぎるのだ。
結論としては、、。
そして、結論としては、スミスも言ってくれたように、
今年は、私の貴重なサバティカルなのだ。リラックスして、
エンジョイして、研究をするための時間だ。
今後会いもしないポリーのために時間を割く必要はない
ということだ。こう言われて私も気が楽になった。
彼女がまたこの話を持ち出しても、お互いのために
この話はしないほうがいいというつもりだ。
私は明らかに時間だけでなく、メンタル的にもかなり影響を
受けていてすべきことができていない。
ドラマ(揉め事)はもうこりごりだ。
またこの記事にも書いたように、
最近、判断力不足でショートメッセージの詐欺にも
引っかかり銀行のカードを2度もキャンセルするはめになった。
耳鳴りがひどくなり、人の声がくぐもって聞こえたりした。
かなり、ストレスで参っていたのだと思う。
マリアが帰ってきた
マリアは、話を聞いてくれて、抱きしめてくれた。
彼女が帰ってきてくれてそばにいてくれるだけで、
私もだいぶんほっとしている。おとといはカフェで、昨日は2時間
近所を散歩してアイスを食べながら一緒に話して過ごした。
一方、宿題に出されていた論文を読み終えられなかった
ことについては、渋い顔をされた。
言い訳をならべてみたものの、基本彼女に言い訳は通用しない。
昨日も、「で、まだ論文を読む気にはなれないのよね。」
と言われてしまったわけだ。やはり、ドラマはいいことはない。
あとを引いて、やるべきこともできない。
ポリーからの歩み寄り
一方、近頃はポリーの歩み寄りが見られる。
家を2日あけて、帰宅後もポリーと極力顔を
合わせないようにしたことと、3つリクエストをテキストしたこと
(大喧嘩のキッカにもなったが)が功を奏したようだ。
まず、テキストメッセージで、
あなたを傷つけて、悪かったと謝ってきた。
そして、友人と出かけるために家を空けるた時、
鳥の世話を依頼することを、きちんとテキストで
頼んでくるようになった。つまり、もう依頼がなければ
やらなくていいのだ。ちなみに今、夜10時だが、
依頼がないので、鳥を寝かしつけるつもりはない。
そして、出かける前に
彼女が戸締りをするようになったのだ。
また先日は、「鳥があまりうるさくないといいけど、、」
とつぶやいて出かけたのだ。
長く続くとは思えないが、びっくりする変化だ。
これなら、私のストレスレベルも下がり、
あと10日くらいなら、なんとかやっていけそうだ。
おそらく誰かがポリーに言ってくれたのだろう。
私を傷つけたと言ったことからすると、マリアじゃないかと
思うのだが、マリアは言っていないという。
結構怪しい、嘘かもしれないが、まあそれはどうでもいい。
それが誰であれ、感謝感謝だ。